対象範囲が「味方単体(無条件)」のスキルを敵キャラや自動戦闘のアクターが使うと、ツクールのコアスクリプトの不具合のせいで正常に動作しない問題を解決するプラグインを公開しました。
「無条件」の設定自体がRPGツクールMZからの登場なので、MZ専用のプラグインとなります。
RPGツクールMVまでは、スキルの対象範囲に生存者か戦闘不能者(死亡者)のどちらかしか選べませんでした。しかし、RPGツクールMZで範囲指定のUIが改良され、対象陣営が味方の場合に限り、生死にかかわらず対象にできる「無条件」の指定ができるようになりました。
これにより、戦闘不能なら蘇生、生きていれば回復といった、便利なスキルが作れるようになりました。
しかし、こうしたスキルを通常のプレイヤーキャラクターが使う分には問題ないものの、敵キャラや自動戦闘のアクターに使わせようとすると正常に動作しません。
自動戦闘のアクターが使った場合は、生存中の味方しか対象候補にならず、戦闘不能の味方に使うことはありません。また敵キャラが使った場合は、ターゲットを取得できず何も起こりません。
これはRPGツクールMZのコアスクリプトで、こうしたケースが想定されていないことによる不具合のようです。
過去記事「敵の蘇生対象がランダムにならない不具合修正」でもそうでしたが、どうもツクールのコアスクリプトは敵が蘇生を使うという想定がされていないようで、これもそれと似たような現象です。自動戦闘についても、無条件ターゲットがMZからの追加機能であるため、おそらく対応が漏れているものと思われます。
公式フォーラムでこの問題が投稿されていたため、それに合わせて修正プラグインを作成しました。本プラグインを導入するだけでこれらの不具合が解消し、敵キャラや自動戦闘キャラも意図通りにスキルを使用できるようになります。
確かに「全体無条件」ならともかく、「単体無条件」のスキルは作る機会が多くないかもしれません。しかもそれを敵キャラや自動戦闘キャラに使わせることは、さらに例が少ないでしょう。
しかし、そのような設定が可能である以上、コアスクリプト側もそれに対応しておかなければならないはずで、仕様策定の難しさを改めて感じさせられます。
なお、プラグインに関する質問やアドバイスなどはコメント欄まで、お気軽にお願いします。素材利用条件などについては、このサイトについての「提供素材について」の項目などをご覧ください。
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